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G-パンを縫っていました。
昨日からG-パンを縫っていました。
2月に某大手アパレル会社で講習会をしました。
その時、モデルになって頂いたKさんのサイズを採ら
せて頂いて、スキニーパンツを本人の要望で作りました。
パターンから縫製までですが仮縫いを行わず、
ぶっつけ本番だった為、多少合わない箇所も出ました。
渡り巾とウェスト巾が少し大きかったんですね。
当日に修正の方法を皆さんに説明しましたが、
やはりキッチリした形でご本人にG-パンを穿いて
頂きたかったこともありましたので、今回は丁寧に、
こだわって製作しました。
ステッチ糸は赤、後身頃のループには、
キーホルダーを付け、ベルトの部分には本皮に
ネームを入れました。
あとリベットと釦ホールと釦を付けて完成です。
でも次はホール屋さんへ持って行かないと駄目なので、
もう少し日にちが掛かります。Kさん楽しみにお待ち下さい。
nyassama : 13:14 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲
ジャケットパターン作成中の方から質問です。
【質問】
後身頃の脇上部を上から約8p、直線的な線を描くのは
どういう意味があるのですか?
【回答】
この箇所は広背筋の部分で、体を見て頂くと良く分かる通り
曲面がアウトカーブになっています。
質問の後身頃の脇上部は、インカーブで描くとアームホールの
脇縫い目線上部が体から浮いて、ダキ(説明しているこの部分
をダキと言います。)が落ちてしまいます。
従って、後身頃脇上部の上から8pは直線にし、
細腹のパーツの同じ位置はアウトカーブで描くことが、
後身頃を押し出すのに必要になります。
更に、脇縫いを終了してからのアイロン処理で、
細腹のアウトカーブが同じ位置の後身頃直線を押し出すようにし、
その後で縫い目に添って2o〜3oイセ込み処理を行います。
この処理によってダキは広背筋に添うようにフィットし、
落ちなくなります。パターンは縫製を前提として作成しますので、
この考え方もその中の一つです。
nyassama : 10:54 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲
コートパターンを作成しています。
今、何故コートのパターンなのか?
と、疑問に思うかもしれませんが、ひとまずそれは
置いておいて、現在、春夏を越えて次の季節の
コートのパターンを作成しています。
通常のコートは、ジャケットの上に着たりしますが、
このコートはジャケットの大きさで着丈のみ長く、
スリムな感じに着て見せるコートです。
このコートで一番大切なことは、肩巾と胸巾の
バランスがとれているかなんです。
何故かと言いますと、全てのパーツを面で見ると、
巾のバランスで出来ているんですね。
ですから肩巾に身巾を合わせるのか、
それとも身巾に肩巾を合わせるか決めます。
但し、胸廻りがギリギリのユトリしか入っていない
場合は、肩巾を調整するしかありませんよね。
しかし、その他に腰巾や裾巾等のバランスも
入って来ますので、結構慎重に決めて作成します。
その他の部分で神経を使うところは、
やはりシルエットですね。これは何回も確認します。
パターンを作成するのは2時間位で出来ますが、
出来てから1日経ってからパターンUPします。
そうすることで、色々な箇所の良い部分と悪い部分が
とても良く分かりますので、貴方にもその方法をお進めします。
nyassama : 14:15 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲
カジュアルパンツ作成中
今、CADでパンツのパターンを作成中です。
このパンツは、言葉で言い表せないデザインです。
脇側には縫い目が無くて、前身頃中心と後身頃中心に
切り替えがあるので、前後半分が脇で一枚のパーツに
なっています。
もちろん内股にも縫い目があります。
前側と後側に縫い目が有るので、内股を軸にして
そこの縫い目を開くと、半分の前後身頃は
バナナのように曲がります。
その分前後中心は長くなるので、脇はその分
長くします。
トワルを組む時、前後身頃の中心を元の長さに戻し
ギャザーを入れます。
脇身頃も元の長さに戻しギャザーを入れます。
前身頃中心と後身頃中心を合わせ地縫いすると、
脇は元の長さでは無く少し長くなります。
この微妙な変化がO脚の面白い製品が出来るのです。
あなたも面白いパンツを作ってみたらいかがですか?
nyassama : 09:54 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲
シャツ衿とラグランスリーブについての質問です
【シャツ衿の質問】
シャツについての質問があります。
台付きシャツの衿の引き方の時に、台衿の羽衿付け側を
1o位えぐらせる、というところです。
羽衿が開いてしまうから云々といったことを話されていた
かと思うのですが、もう一度解説が聴きたいです。
羽衿の形によっても変わるともおっしゃっていたと思うの
ですが、そのあたりもお願いします!
【シャツ衿の回答】
この質問の内容は、こう言うことと考えます。
衿腰先端の打ち合い線の位置から約3o外側の位置に
衿ハネが付くことになります。
この衿ハネの先端の位置は衿腰より約1p程、
上がっています。
しかしデザインによって開いた状態の衿ハネにしたい
場合は、衿ハネ先端を下にすると衿は開くことになります。
【ラグランスリーブについての質問】
ラグランスリーブについてです。
どうすると、前振りのラグランスリーブになりますか?
【ラグランスリーブについての回答】
ラグランスリーブの作成は、アイテムによってかなり
異なりますが、シャツであれば、シヤツ袖を先に作成し、
それにラグランを展開して頂いた方が良いです。
この時、前振りにする為には、シャツ袖の山の前側に
なる方に、機能になる分カットします。
その量によって振りの状況は変化します。
もう少し分かり安く説明しますと、袖山は、前後の
曲線が異なり、後側より前側の方が人間の前機能の
関係で、余分に曲線をカットしていますよね!
この量によってラグラン展開した時、袖振りの状況は変わります。
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