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ジャケットパターン作成中の方から質問です。

【質問】

後身頃の脇上部を上から約8p、直線的な線を描くのは
どういう意味があるのですか?

【回答】

この箇所は広背筋の部分で、体を見て頂くと良く分かる通り
曲面がアウトカーブになっています。

質問の後身頃の脇上部は、インカーブで描くとアームホールの
脇縫い目線上部が体から浮いて、ダキ(説明しているこの部分
をダキと言います。)が落ちてしまいます。

従って、後身頃脇上部の上から8pは直線にし、
細腹のパーツの同じ位置はアウトカーブで描くことが、
後身頃を押し出すのに必要になります。

更に、脇縫いを終了してからのアイロン処理で、
細腹のアウトカーブが同じ位置の後身頃直線を押し出すようにし、
その後で縫い目に添って2o〜3oイセ込み処理を行います。

この処理によってダキは広背筋に添うようにフィットし、
落ちなくなります。パターンは縫製を前提として作成しますので、
この考え方もその中の一つです。


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nyassama : 10:54 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲

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