March 09, 2009
服部 晋先生のセミナー
服部 晋先生のセミナーが2月22日(日)恵比寿303で
行なわれました。
服部先生は親から引き継ぎした広尾にある金洋服店で
宮家の服を手掛けていることで知られています。
オーダーメイドは平面である生地に水を付け熱可塑性を
利用しアイロンを掛けながらお客様の体の曲線に合わせ
生地を形成する手法です。
時間の関係で上着は出来なかったので、アイロンを使った
パンツのクセ処理を見せて頂きました。
形成する為の水を生地に付け、パンツ裾のモーニングカット
からふくらはぎ、股下部分、臀部の順に処理を行って行きます。
ポイントは地の目を斜めにアイロンを処理することと、
十分に水気をアイロンで飛ばすことです。
技術を文字で表現することは不可能ですが雰囲気は
分かってもらいたいです。
量産型の既製服は服の標準が大切ですが、
一点物で体の曲線に合わせる為には、最高の手法が
必要になります。
服部 晋先生、素晴らしいテクニックを見せて頂き
ありがとうございました。
私の家も祖父が洋服店を始めたのが1911年からで、
父が後を継ぎ、時代の流れを敏感にキャッチした私は
父の仕事を手伝いながら既製服(アパレル)に入りましたの
で基本の素晴らしさを改めて感じさせられました。
nyassama : 22:09 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲
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