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パタンナーを目差す上での心構え

今回お話する内容は、現在プロとして働いている方
よりも、むしろ学生向けの内容です。

今回は、パタンナーを目差す上での心構えについて
書きたいと思います。

どのような勉強をすれば良いか?

という内容の質問をしばしば受けますが、
勉強方法の前にもっと大切なことがあります。

それは、「自分自身の考え方を変える」という事です。

あなたがもし専門学校の受講生という
立場であるとするならば、あなたは自分自身で
全ての学費を払っているわけではありません。

受講生の多くがそうでしょう。

小さい頃からの貯金や、高校時代のアルバイト代
などを全てつぎ込み、専門学校の学費にしている
という学生はほとんどいないと思います。

つまり、ほとんどの学生はご両親の協力が
なければ専門学校に通う事ができません。

ご両親は、あなたの「将来なりたい姿」に
期待を込め、あなたを応援し、投資してくれている
のです。

投資してくれている以上、あなたはその期待に
答えなければなりません。

あなたが志した「将来なりたい姿」が
ご両親の夢でもあるのです。

しかし、専門学校に入る前と後では、
志にギャップが出てきてしまい、自分自身では
そのギャップになかなか気付く事ができません。

その原因の一つがアルバイトです。

生活に苦しんでいる学生もいると思いますので
アルバイトをするなとは言っていません。

しかし、アルバイトは時として障害になります。

例えば、自分が志している分野と全く関係のない
アルバイトをしてしまうような場合や、
もっとひどいと「遊ぶ金欲しさ」でアルバイトをする
ような場合が挙げられます。

この状況になると、専門学校の欠席が増えてきます。

最初に誓った志が消え、自分の都合が優先されて
しまった状態になります。

こうなるともう、終わりです。

自分の夢、そして投資をしてくれたご両親の夢をも
裏切る事になってしまいます。

このような事が無いように、自分が一番勉強しやすい
ように生活をシフトすることを心掛けてください。

例えば、

◆アルバイトをする場合はアパレル業界で
 実践に近い形で社会勉強を行う。

◆出来る限り時間を作り、独自の作品製作を心掛ける。

◆専門学校で配布された資料は必ず目を通して
 シミュレーションし、実践してみる。

◆パタンナー志望であれば、部屋が狭くても問題ない
 4分の1縮尺で、最低一日に2枚は自宅でパターンを
 作成し、そして合間に実寸でも行う。
 
◆デザイナー志望であれば、小さなノートを持って
 街にでかけ、街で見かけた人の着ている服のディティール
 をチェックしておく。特に、仕様が分からない
 デザイナーは最低なので、常に作品製作はかかさない。

などなど、やるべき事はたくさんあります。
それら全てが勉強です。

技術は合理的に事を考えてはいけません。

常に不合理に考えることで技術は上達し
合理性が見えて来ます。

目標を持っているあなたは是非頑張って下さい。

本気で頑張るあなたを、私は心から応援します。


↑ 気付いたら6位になってました。びっくりです。

nyassama : 12:08 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲

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