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ジャケットのパターン作成について

【質問1】

回答を読ませていただいていると肩線が後ろに移動されたジャケットについて書かれていたのですが実際にパターンを作成する場合にはどのようにすればよいのでしょうか?

さっきやってみようとして単純に後ろ身頃に切り替え線を入れて切り取った部分を前身ごろにくっつける感じかと思ったのですが寸法が合わずうまくいきません....。

【回答1】

パターンの作成者がどの様なパターンを作成しているか分かりませんので、普通の考え方で説明します。

長さが合わないのは当然のことです。後身頃の肩巾を変えないのであれば、前身頃側の肩の長さ調整を行ってください。

まっすぐな肩線であれば、単純な長さ調整と曲線のつながりのみです。

回答2の肩曲線であれば、肩先側を合わせてアームホールを描くこととN側の肩曲線を合わせてネック・ラインを合わせることを2箇所で行います。
                                            
【質問2】

前機能を付けるためにアイロン処理するとはどういうことですか?

【回答2】

人間の体は各パターンのパーツでは表現できないほど立体ですので、それを表現するためにアイロン処理を行います。

この状況を理解して頂くために、動画サイト『井口喜正のメンズ技術動画』の中にパンツのクセトリ動画がありますので一つの例として参考にしてください。アイロン処理の方法は異なりますが、意味は同じです。

ジャケットの肩を前機能にするためアイロン処理を行うのであれば、N点近くの肩を合わせた時、肩先が1cm〜1,5cm重なるように肩曲線を描いてください。

【質問3】

今肩パットなどを入れないでジャケットを作成しようと思っているのですがその場合は肩傾斜などをパッド分プラスしないで作成すればよいのでしょうか?

【回答3】

その通りです。

【質問4】

よくシャツ地のジャケットなどで肩パッドなど入っていないものを見かけますがどういったパターンになっているのでしょうか?

【回答4】

これはカジュアル・ジャケットですので、名前の通り自由にチャレンジ出来ますから、自分でまず行って、どうであるかを確かめる事が、技術を勉強する上で大変重要です。

そのような積み重ねが今後色々な事生かされると信じています。自分自身の追求心が大切です。

nyassama : 18:13 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲

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