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ジャケットの前振りについて

【質問】

ジャケットなどの袖の振りを前振りにするには
どこをいじればよいのですか?

【回答】


クリックすると拡大します。

人の体を側面から見て下さい。

肩先から肘にかけての腕は真っ直ぐ落ちているか、
やや肘が後に行っています。

肘から手首に掛けて前に振れているのが人間の体です。

もし、肘から上の設計に問題がなければ、
肘から袖裾を振って下さい。

但し、袖は身頃アームホールの描き方や通常の肘から
上の落ち着き方に影響するので、この部分の問題が
なければ肘から袖裾をデザインに合わせて振って下さい。

私の作成方法は、アームホールのゲージを作成し(赤色)
身頃と袖のU点合印を合わせ、袖の直下線から
アームホールゲージの前直下線が2.5pの位置に通過する
状態に合わせ、アームホールゲージのインカーブを山袖に
写します。

これが通常の袖の座りになります。

前身頃と袖のU点から下のインカーブは一体になりますので、
肘から袖裾はデザインになります。

袖を振ることで前のインカーブが強くなるので、この場合は、
前の縫い目の位置を浅くすることが大切です。


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nyassama : 20:01 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲

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