トップページ > 2008年08月
上物に対しての質問
久しぶりの更新です。本日も質問にお答え致します。
現在、メンズ技術大百科のチェックが大詰めの為、
今後の質問にお答えできるのは9月の第2週ぐらいからに
なりそうです。
質問自体は受け付けていますのでご安心ください。
ただし、急な質問にお答えするのは難しいと思います。
【質問1】
前の天巾は、後ろに対して、どのように決めていくものですか?
【回答1】
天巾はアイテムやデザインによって異なります。
通常、シャツの場合は衿腰が付きますので、
後天巾より前天巾の方が5o狭くなります。
下図のように、首の脇の一番出ている箇所からショルダーライン
まで下げると首の付け根まで5o程開きが出来ます。
そこでこの分、前天巾を後天巾より5o狭くします。
天巾は着方によっても変わります。
例えば、冬物で前にマフラーを使用する場合は前天巾が
広くなります。
そして、衿の種類やフード付き等デザインで決めることが
多くありますので、トワルを組んで確認することをお奨めします。
〜その他のアイテム〜
おおよそアイテムによっての後天巾の違いは
開襟シャツ7〜7.5p、ジャケット8.5p、ブルゾン9p、コート9.5cm、
その他アイテムやデザイン、サイズによって異なります。
〜前天巾の求め方〜
○ジャケット・・・後天巾+2cm〜3cm
※クセ処理を行う例えば増芯入りのタイプは多めに差寸をとっても
よいと思いますが、そうでないカジュアル一重仕立てのタイプは
少なめにした方がよいと思われます。
○ブルゾン・・・後天巾+1.0cm
○コート・・・後天巾+1.0cm〜1.5cm
※目安寸ですので一度トワル等で確認してみて下さい。
【質問2】
肩傾斜を決める時は、何か基準は、ありますか?
【回答2】
肩傾斜に基準が無い場合は下記の方法で行なって下さい。
但し、メンズのカジュアルに限ります。
パターン作成の考え方は一律ではありません。
色々な条件がありますので、それは個々に技術を
磨くことが大切です。
【質問3】
Jkを製図する時に、マニプレを行うのは、どんな理由からですか?
【回答3】
マニピュレーションは主にダーツで行ないます。
ダーツはボリュームを出すために取りますので、
ボリュームで盛り上がった外回り分はマニピュレーション
によって出すことになります。
通常のダーツはウエストを絞った分、胸にボリュームが
出ることになります。
これはウエストを絞った反動で胸が出たように見えますが、
実際には胸の高さはでていません。
そこでウエスト分離の絞りと胸のボリュームを分離させて
行なうのがマニピュレーションになります。
マニピュレーションは胸のボリュームを美しく出す
一つの方法です。
nyassama : 15:01 | Com (2) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲
なかなか更新出来ず・・・
申し訳ありません。
折角見に来ていただいているのに
記事が更新されていないとがっかりですよね。
というわけで久しぶりの更新です。
近況報告です。
メンズ技術大百科がほぼ完成しました。
今は下の息子と協力して最終チェックをしている
段階です。来週にはプロのパタンナーをしている
上の息子にもチェックしてもらいます。
今は下の息子と二人で、朝から晩までフルに使って
チェックしている状態です。
このまま特に問題なければ間もなく
発表できると思います。
やっと終わります。
長かったです。
まだまだやる事はたくさんありますが、
とりあえずもうすぐ一段落といった所です。
nyassama : 02:30 | Com (0) | メンズパターンプロフェッショナル topへ ▲