井口喜正のメンズパターンプロフェッショナル養成ブログ

【質問】

カジュアルジャケット（16）から下袖前曲線〜下袖AHの
書き方で迷っています。

山袖U点からのカーブの決め方は理解出来たのですが、
そこから先の下袖アーム書きのAHゲージの据え方が
わかりません。

教えてください。宜しくお願いいたします。

【回答】

この質問は、昨年夏に行われたカジュアルジャケット
講習会に参加された方からの質問です。

疑問点を図解で説明しましたので、参考にして
みてください。

理解できない箇所があれば、再度ご質問ください。

◆アームホールゲージの合わせ方（クリックすると拡大します）◆

【1図説明】
アームホールゲージと袖のU点を合わせます。

合わせたU点を軸にアームホールゲージを回転させ
H〜Dの延長線を袖前裾に合わせます。

そしてU点から下のインカーブを描きます。



【2図説明】
前身頃のB線と袖のB線を合わせます。

そして1図で印を入れた◎位置のアームホ−ルゲージ
山袖前縫い目位置と下袖前縫い目位置を合わせます。

アームホ−ルゲージB線と袖B線は忘れずに必ず合わせて下さい。



【3図説明】
袖に写した前身頃と細腹の縫い目から
0.3�p矢印の方向に移動し印をします。



【4図説明】
0.3�p移動し印た前身頃と細腹上がり位置に
アームホ−ルゲージの同じ箇所を合わせます。

この時アームホ−ルゲージの細腹B線は袖のB線に合わせ
矢印の箇所までのアームホ−ルゲージ線を写して下さい。



【5図説明】
山袖U点下のインカーブ、山袖前縫い目上がり、
合い印を写し反転して下袖前縫い目上がりに合わせます。

合わせた状態で矢印の部分を写します。

このインカーブに下袖の曲線がつながるように描きます。



【6図説明】
アームホールの描き方（１０）を見て頂いて
C〜D間の長さを測り、その長さの10％（イセ量）を入れ、
その長さを�@からC線上の�Aに取ります。

ここまでで下袖底の合わせ方は完了です。

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