井口喜正のメンズパターンプロフェッショナル養成ブログ

7月中旬までブログでの回答保留のお知らせです。
今月はパターン作成のお仕事が多く（グレーディング含めて６０型）、学校の授業なども重なり多忙の毎日です。

そこで、おそらく回答している時間が今後あまり取れなくなると思いますので、7月中旬まで回答を保留する事にしました。よって、質問は随時受け付けていますが回答できるのが7月中旬ぐらいになることをご了承ください。

メンズ技術大百科ご購入の方は、専用SNSにて質問にお答えしますのでご安心ください。

さて、気合入れて頑張りますよ！

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【質問】

革のテーラードジャケットを作っています。バイク用ということで、袖を前に振り、前アームホールを削ったパターンにするのですが、ショルダーラインのネックよりのあたりから、前アームホールの鎌巾の箇所あたりにかけて皺が入ります。

もちろん、私自身のパターン力が未熟であることは重々承知の上ですが、ただ単に、パターンが悪いだけなのでしょうか？それとも、袖を前に振ることで何かパターンにひびいてくることがあるのでしょうか？また、ウール生地のように胸に毛芯、増し芯をしないからなのでしょうか？芯を使用する場合は、どのようなものを使用すればよいでしょうか？どうぞよろしくお願いいたします。

【回答】

バイクの種類によって身体の姿勢は変わりますね！バイクの服の装備はレーサーレプリカなのか？ネイキッドなのか？アメリカンなのか？によって変わります。

レーサーレプリカとしてお話しを進めますと、レーサーレプリカの場合は、アームホールの形を前を短く大きくインカーブにする必要があります。後身頃の幅は機能性を取り入れ前とは逆に広くしますが、機能量を入れ過ぎると形が悪くなるのでアクションプリーツを使用し形を整えます。

レーサーレプリカタイプの服を体型的に説明しますと、かなりキツイ屈伸体になり肩先は怒り肩になります。ショルダーラインのネックから前アームホールの鎌巾の箇所にかけての皺は機能の出し方が少ないのではないかと感じます。もし引っ張られていない皺でしたら皺の分を畳んでみて下さい。

パターン作成力が未熟なのではなく、バイク乗車の姿勢を良く観察してみてください。ネイキッドタイプであればウール生地のように増し芯をいれることもお奨めします。但しバイクジャケットは通常ジャケットとは異なりますので機能に合わせて芯作りが必要になってきます。毛芯のように成型が出来るものが良いと思います。

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